呼吸困難 vol.6 家族ケア

家族のもっている力を引き出し、サポートすることも大切です。

大切なアセスメント

大切なアセスメント

  • 患者はどの病期にある?
  • 家族構成・役割・力関係(ダイナミクス)は?
  • その家族の発達段階は?
  • 患者と家族の足並みはそろっている?
  • 「病気」以外に家族が抱えている問題は?
  • 病気・障害・死に対するこれまでの経験は?
  • 家族のこれまでの問題対処方法は?
  • コミュニケーションは?(患者と家族・家族内)人間関係
  • 家族は充電できている?

 


家族ケア

家族を孤立させない
相談できることを伝える

家族と日常的な関係性をつくる
挨拶・声かけ、表情・言動の観察、体調の変化を知る、肯定的なフィードバック、側に居る・いっしょに揺れる

終末期患者の家族のニーズ

 

  • 患者の状態を知りたい
  • 患者の側にいたい
  • 患者の役に立ちたい
  • 感情を表出したい
  • 医療者から受容と支持と慰めを得たい
  • 患者の安楽を保証してほしい
  • 家族メンバーより慰めと支持を得たい
  • 死期が近づいたことを知りたい
  • 患者・家族間で対話を持ちたい
  • 自分自身を保ちたい

 

家族看護 2003

緩和ケアにおける看護師の役割

緩和ケアにおける看護師の役割 看護師の役割とは、

生活過程の責任者です。

誠実に、謙虚に、感受性もって信頼関係を築くこと。
一方的なケアでなく、ともに苦悩することが大切です。


自分自身のケアも忘れずに

ためこまないこと
ゆっくり楽しく語り合うこと
食事をおいしく食べること
適度に運動し、安心して眠ること

ケアする人が健康であり続けることも大切なことです。ストレスを自覚し、自分にあったコーピング(対処)を見つけましょう。

 

< 呼吸困難vol.5 水分管理カンファレンス

 

このページのトップへ