認定看護師 【透析看護】

長瀬ゆかさん 【お名前】 長瀬 ゆかさん
【病院名】 公立松任石川中央病院
【分野名】 透析看護
 

認定看護師の資格をとろうと思った動機・きっかけ・取得時期

私が「透析看護認定看護師」の資格をとったのは2014年です。今は透析看護の魅力にとりつかれている私ですが、透析医療にかかわって10年以上経過した頃、終わりのない透析、毎日繰り返される単調とも思える業務、患者さんからの苦情など、一時「透析看護」に倦み疲れていた時期がありました。そんなときに出会ったとある1人の患者さんの生き様を知ったことが自分の転機となりました。その患者さんは透析導入となって1年にも満たない方でしたが、ある日突然透析導入となった自分を嘆くでもなく、人生を謳歌したいという前向きな姿勢を持ち、有言実行している姿に深い尊敬の念と感銘をうけました。そうして自分の周りを改めて見回してみると、30年以上の透析歴をもつ「透析の達人」とでもいうような透析患者さんや、仕事・家庭を大切に一日一日を大切に生きている患者さんに囲まれていることに気づきました。

この患者さん達に、自分は何ができるのだろう。今までの経験と得た知識や自分ができる最良の看護を提供するためにも、さらに学びたいと思うようになりました。 透析患者さんと自分自身の関係は、自分の家族と過ごす時間以上の「時」をともに過ごしており、患者さんは自分の「第二の家族」とも言える存在となっています。自分の大切な「家族」を看る気持ちで、その心に寄り添い、少しでも安楽でその人らしい「透析生活」「人生」が送れるような援助をするために、認定看護師の資格を得ようと思いました。

資格が実際の仕事に活かされていること

 透析患者さんは、日常生活の中で食事管理・水分管理・塩分管理など自己管理が必要です。透析看護師には、透析室での限られた時間・場所・場面での関わりだけでなく、その患者さんを生活者として見る力が必要となります。その為に必要な知識や技術の習得・伝達のスキルを得たことが、自分が資格をとって一番変わったことだと思います。 表面的には単調とも思える業務も多い透析看護ですが、そのひとつひとつに根拠があり、それを自分が知り、他のスタッフへ伝えることで、透析室全体として看護のレベルが上がったと感じられるときにやりがいを感じます。そんな看護の積み重ねの中で患者さんとの信頼関係を築き、患者さんの笑顔が毎日みられることが自分の励みともなっています。また、認定看護師という資格があることで院内外での活動の場が広がり、「在宅血液透析」の導入や、個別患者指導をおこなう「腎看護外来」や集団指導をおこなう「腎臓病教室」の定期開催に繋がりました。

認定看護師を目指す方に伝えたいこと・
その他(教育機関に行くまでの家族や職場との調整など)

認定看護師の資格を得るためには、専門の教育機関で半年以上の期間、学ぶ必要があります。その間は、勉強三昧の充実した日々となることは間違いありません。しかし想像以上に過酷な勉強漬けの毎日になると思いますので、もちろん試験に受かる為の学力も大切ですが、体力も必要です(笑)。精神面でも「できればなりたい…」程度の半端な気持ちだと、途中で心が折れそうになります。「認定看護師になる!」「こんな看護がしたい!」「患者さんやスタッフが待っている!」という強い気持ちで目指してください。心が折れそうになったときは家族・職場の仲間、教育機関での仲間が支えになってくれます。

養成期間は分野・教育機関によって違いますが、その間は仕事を休職する必要があります。また生活費や学費・書籍代など金銭的な問題も発生してきます。私は東京の学校に半年間行きましたが、病院から研修という形で給料もいただくことができ恵まれたスタンスで学ぶことができ、とても感謝しています。しかし、同期の学生の中には、職場を辞め、金銭的なバックアップもない状態で学んでいた人や、休職扱いで給与が保証されないなど様々な立場の学生がいました。

認定看護師としての活動実績(セミナー、講師経験など)

・近隣病院・施設の看護師・介護支援専門員・介護福祉士対象の地域連携研修会での講師(テーマ:「腎臓病って?透析ってなに??」
・院内で毎月1回 腎臓病教室として「にこまめ教室」を開いています。

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