【お名前】 架間 ゆき子さん
【病院名】 金沢市立病院
【分野名】 感染管理
認定看護師の資格をとろうと思った動機・きっかけ・取得時期
私が認定看護師になったのは2012年です。最初に感染対策に興味を持ったのは、結核病棟に勤務したときです。その時結核のことはもちろん感染のことに関して何もわかっていない、しっかりとした知識もなく看護を行っているなと感じました。そこで確実な知識を身に着けたいと考え研修学校を受験しました。
資格が実際の仕事に活かされていること
エビデンスに沿った看護ケアとは何かを考えることができるようになりました。以前からこうしてきたからとか、ガイドラインに書いてあるからではなく、ガイドラインに書いてあることの根拠、また自施設ではガイドラインをどうとらえて実施していくことが必要なのかを考えるようになりました。また資格を取ってから他の病院、施設、保健所の方々とのかかわりも多くなりました。他の施設のことを知ることで自施設の良い点及び改善が必要な点が見えるようになりました。
認定看護師を目指す方に伝えたいこと・
その他(教育機関に行くまでの家族や職場との調整など)
最初何から勉強をしていけばいいかもわからなかったので、過去問題を見てみましたが、初めて聞くような専門用語もあり…。とりあえず基本的な事が掲載されている本を購入しました。仕事をしながら受験勉強をするために時間をなかなか作ることができませんでした。私も夜勤をしており、昼夜問わず眠い状況だったので、内容が頭に入ってきませんでした。そこで決まった時間に勉強する時間を作るのではなく、毎日10分でも続けていくことを目標にしました。
東京の認定看護師教育課程には7か月通いました。毎日レポートなどの課題、試験の連続です。パワーポイントを使う課題もありました。研修に行く前にはほとんどそれらを使う機会がなかったので、悪戦苦闘でした。wordはもちろん、Excelやパワーポイントは使いこなせるようにした方がいいと思います。
認定看護師としての活動実績(セミナー、講師経験など)
院内の感染対策研修会の企画や講師、リンクナースの教育など、院外では金沢市保健所の感染症対策支援ネットワーク運営委員として、保健師、施設の看護師と協働し環境ラウンド、感染性胃腸炎実地支援DVDの作成を行いました。また石川県看護職の再就業支援セミナー、石川県専門的看護実践力研修の講師、近隣の幼稚園の手洗い教室、ボランティア大学校で病院における感染対策に関する事をお話しさせてもらっています。