認定看護師 【感染管理】

金谷 周さん 【お名前】 金谷 周さん
【病院名】 医療法人社団慈豊会 久藤総合病院
【分野名】 感染管理
 

認定看護師の資格をとろうと思った動機・きっかけ・取得時期

2015年にこの資格を取得しました。私が感染という分野に興味を持ち始めたのは、当初感染対策という事に対し無知な自分と自信の無さから苦手意識があり、医療監視の際や感染症患者との関わり方に自分の対応が正しいのか日々不安な気持ちでやり過ごしていました。そこで私は、感染分野の知識を深めてみたいと思うようになったのがこの道を選んだきっかけです。
その後、病棟でのリンクナース活動を始め、感染対策チーム(以下「ICT」という)に所属し、自施設のラウンドや他院との感染対策防止カンファレンスに参加するようになり自分自身の感染への知識、技術の乏しさを痛感する事になりました。そして感染活動を行っていく中で、医療現場における感染対策の重要性を理解してもらう為にも、自分自身が専門的な感染対策予防、指導の知識を深めるなどのスキルアップを目指し免許取得を考えました。

資格が実際の仕事に活かされていること

感染管理の目的は、患者さん、医療従事者を含め、病院を出入りする全ての人々を感染から守る事です。その目的遂行のために私は、教育機関で学び得た専門的な看護技術と知識を有し、レディネスや職種別に応じた教育、感染面から見た技術の指導、他職種や院外の関連施設からのコンサルテーション、院内ラウンドや医療関連感染サーベイランス、情報収集と分析を通して問題点を把握して感染対策へ繋げています。感染対策を推進していくためには1人で行っていても感染は防げません。病院全体で取り組まなくては結果には繋がりません。組織横断的な活動を行うICNだから出来る感染管理として、現場や患者さんの意見に耳を傾け尊重しながら必要な知識や情報を発信して、継続的に実践でき少しでも感染に興味が出るようなアドバイスに努めたいと考えています。
また当院は関連している施設が30施設近くあり、その施設で感染に関する研修会を行い、病院だけでなく施設においても感染予防対策をしっかり実施し出来るように活動していきたいです。

認定看護師を目指す方に伝えたいこと・
その他(教育機関に行くまでの家族や職場との調整など)

認定看護師取得は、専門的な知識と技術を得られ、水準の高い看護が実践できる自分自身のキャリアアップやスキル向上に繋がります。看護師になり自分自身の興味の持てる分野を見つけて、スペシャリストを目指し家族や職場の協力を得て挑戦してみてください。

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