認定看護師 【小児救急看護】

稲田 早苗さん 【お名前】 稲田 早苗さん
【病院名】 公立能登総合病院
【分野名】 小児救急看護
 

認定看護師の資格をとろうと思った動機・きっかけ・取得時期

前勤務の病院から小児看護に携わった経験があり興味はあったのですが、現在の病院に勤務をする中で小児看護に携わり素晴らしい上司やスタッフに出会えたこと、何よりもさまざまな子どもたちと出会えたなかで得たことを何か活かせないかと思いました。すぐに認定看護師を受験しようとは思えず(その時は小児救急看護認定看護師の人数も少なく、自分も出来るのか自信がなかった)、まずは最新の知識を得ようと日本看護協会の小児救急看護の研修を聴講しました。そこで、認定看護師の活躍を聴き、自分も認定として活動することができれば、少しは子どもたちに役に立つかもしれないと思ったのがきっかけです。
私が入学した日本看護協会研修学校は12月に入学試験があります。受験の年の2月頃から上司に相談や情報収集を開始、試験勉強を春から秋にかけて行い12月に受験し、無事合格となりました。入学式は4月、入校の6月までは担任教員とメールで課題の論文をやりとりしました。6月から9月上旬までは講義が主で、グループワークが多かったです。5週間の実習、ケース発表と1月の卒業試験、3月の卒業式と疾風怒涛のように過ぎていきました。そして5月の認定審査のための準備も含め、取得までに1年半ほどかかりました。

資格が実際の仕事に活かされていること

小児救急看護認定看護師として救急外来のトリアージ、子どものフィジカルアセスメントや児童虐待対応などに活かされていると思います。小児救急看護認定看護師は、子どもの権利が守られているのか、子どもの安全が守られているのか、子どもの目線で看護をしているのかを常に考える事の大切さを実感できます。スタッフと共に子どもとその家族について、最善な事は何かを考え実践できる事です。

認定看護師を目指す方に伝えたいこと・
その他(教育機関に行くまでの家族や職場との調整など)

認定看護師を目指すには、所属する施設の理解と協力は必要です。研修学校で、在学中はもちろんその後の活動にも施設の理解がないと活動ができません。私の場合は、看護部の方々や他の認定看護師の方々の理解とアドバイスをいただき、無事研修学校に入学することが出来ました。研修費等は各々の施設で規定があるようですが、教育機関での出費が多くありますので早めに貯金をしておいた方がいいと思います。全国から同じ目標に向う人たちが集まってきます。新しい知識以上に同じ志をもつ人たちと出会えることは、その後の活動にも大きな支えになると思います。

認定看護師としての活動実績(セミナー、講師経験など)

院外の活動では、石川県看護協会の研修会「小児救急看護」などの講師をさせて頂いています。その他に看護学校での小児看護の講師や小学校や保育園などで、一次救命処置訓練などを行っています。
院内では臨床研修制度の救急看護、小児看護の講師や院内スタッフを対象に児童虐待・フジカルアセスメントなどの講師を行っています。

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