【お名前】 北原 雅恵さん
【病院名】 公立能登総合病院
【分野名】 手術看護
認定看護師の資格をとろうと思った動機・きっかけ・取得時期
手術室に勤務し、2~3年目の頃に薬剤によるアナフィラキシーショックとなり、2度の全身麻酔手術を経験された患者さんを担当しました。術前の患者情報や急変時の適切な判断や対応の重要さ、患者・家族への言葉かけの一つ一つに重みを感じました。手術を受ける患者さんとご家族が安心して手術に臨み、安全に手術を受け、術後を過ごされる当たり前のことが、いかに大切かを感じました。
手術室看護師は手術チームをまとめる役割を担い、手術室内において重要な役割を果たしているとの認識が大きくなりました。そして、手術室の教育担当として指導する立場となり、知識を深めたいという思いが強くなりました。その頃に先輩看護師の異動、常勤麻酔科医の退職があり、『認定看護師の資格を取ってみたら』と上司やその麻酔科医からの勧めがありました。当初は挑戦者として勉強を始め、そして次第に気持ちが大きくなり受験しました。2014年に教育機関へ入学し、2015年に資格を取得しました。
資格が実際の仕事に活かされていること
業務自体の変化はありませんが、1つ1つの行動に根拠に基づいた説明が出来るようになりました。スタッフや学生への言葉の1つ1つに重みがあると自覚するようになりました。他の施設の情報が知りたいとき、すぐに仲間に聞くことができ、業務改善に取り組むことが出来ています。
認定看護師を目指す方に伝えたいこと・
その他(教育機関に行くまでの家族や職場との調整など)
自分がどんな認定看護師になり、どんな活動をしたいのかというビジョンを明確にしておくとよいと思います。その思いは家族や職場の協力を大きなものにしてくれます。
認定看護師としての活動実績(セミナー、講師経験など)
7月に資格取得し、院内の教育研修において「安全に手術に臨むために」のテーマで講師を務めました。