認定看護師 【不妊症看護】

前濱 静香さん 【お名前】 前濱 静香さん
【病院名】 恵寿総合病院
【分野名】 不妊症看護
 

認定看護師の資格をとろうと思った動機・きっかけ・取得時期

産科病棟で30年助産師として、元気な産声の誕生と、楽しい育児の支援をしてきました。助産師として、やりがいのある仕事で満足してきた一方で、子を望む女性へのケアをしてこなかったことを深く反省しました。今後の助産師活動は、不妊に悩む方々に寄り添い、傾聴し、孤立しないように情報を提供しながら、意思決定を支援していきたいと思いました。

資格が実際の仕事に活かされていること

資格取得後に部署を交代したこともあり、患者の近くに身を置くことができていない状態です。このような状態でも相談に来られる患者への窓口として、看護外来を開設しHP上に相談予約ができるようにしています。また、産婦人科医師や看護師に面談が必要な方がいる場合は、声掛けをおねがいし、時間の許す限りお話を伺うようにし、面識を持つようにしています。治療が始まる前や初診の方の面談は、なるべく行うようにしています。不妊治療に関する情報が少ない患者が多いことに驚かされます。遠方から情報を求めて来られる方もいることから、ニーズは高いです。
不妊相談に限らず、思春期から更年期にある女性の健康相談や若年妊娠など、患者が意思決定をする上での、医師からの面談依頼があります。

認定看護師を目指す方に伝えたいこと・
その他(教育機関に行くまでの家族や職場との調整など)

不妊症看護認定看護師教育課程は、聖路加国際大学教育センターで受けます。他の認定看護師教育課程よりも3か月長くなりますが、共通科目の講義や実習を一定期間に集中して開講する以外は、週2日間(金・土)の開講とし、平日の職場勤務を続けながら受講できます。仕事と学業の両立は大変ですが、これも卒業してみると、よく頑張ったとほめることができます。私は、能登空港の往復を利用しましたが、今は、北陸新幹線の開通で東京へのアクセスも良くなり、通学に便利になりました。何といっても、教育は充実した学習環境にあります。学ぶのであれば、日本の中心で、最新の情報と最高の講師陣、環境のなかは最高です。少子化、晩婚化・晩産化の進む中で、何か少しでもお役にたてればと思っています。

認定看護師としての活動実績(セミナー、講師経験など)

看護外来の開設。

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