学校紹介
衛生看護科は、昭和42年の開学以来、准看護師の養成に携わってきましたが、平成12年に衛生看護科専攻科を開設し、看護師養成に移行しました。さらに平成14年から5年一貫教育課程(高校3年と専攻科2年)に移行し、石川県内で唯一最短の看護師養成を行っています。令和4年度入学生より新教育課程となり、近郊はもとより石川県全域から、入学生を迎えています。
また、本校は「明・浄・直」を建学の精神に掲げ、看護の心と技術をもったスペシャリストの育成をめざしています。「個の学力を引き出す教科指導」、「職業観の確立」、「コミュニケーション力の育成」、「自律の精神」「調和のとれた心身の発達」を目標とし、教科連携や演習の強化、縦割り班活動やボランティア活動などに力を注いでいます。
令和元年度以降に導入した学習支援システム(スキルスアルバム、多職種連携ハイブリッドシミュレータ、デブリーフィング&データ管理システム)、電子黒板、マイクシステム等の機器を活用しながら、シミュレーション学習を重ね、臨床判断力の育成とともに看護実践力の更なる向上を目指しています。
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1.産学連携人材育成事業
石川県のサポートを受けて看護実践力向上と地域に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。
【近年の取り組みの紹介】
R1 能登の高齢社会に貢献するための認知症予防の普及と認知症予防ゲームの開発
R2 コロナ感染禍においての感染予防具(フェイスシールドとマスク置き)の開発
R3 「目指せ!高校生が考える災害に強いまち」プロジェクト~災害看護の実践力向上への取り組み~
R4 高校生が考える「多世代共生型のまちづくり」プロジェクト~「お互い様」の「心」をつなぐ元気なまち推進運動の輪~
R5 高校生が考える「地域包括ケア」の実現~「お互い様」の「心」で共に支え合うコミュニティづくり実践 ~
R6 「震災復興」プロジェクト ~専門高校生として地域住民とともに支え合うまちづくりの実践~
異学年との縦の繋がりや健康福祉科との横の繋がり、地域社会との繋がりなどを通して、幅広い交流ができ、生徒が楽しみながら主体的に活動しています。
2.臨床判断力および看護実践力の向上に向けての取り組み(本校の強み)
【衛生看護科の学びの構造図(イメージ)】
①学習機器の充実
学習支援システム(スキルスアルバム、多職種連携ハイブリッドシミュレータ、デブリーフィング&データ管理システム)、電子黒板、マイクシステム等の機器を兼ね備え、各学年の進度に応じた知識・技術の統合型シミュレーション演習を実施しています。
②実習病院の看護師との授業連携
授業の演習では、現場に即した実践能力を身に付けるために、実習病院の看護師と連携して授業を実践しています。
③衛生看護科縦割り班学習活動
5学年合同研修(看護を志す生徒、総勢200名で一次救命処置の練習や親睦を深める目的で開催)
3学年縦割り班活動(高校1~3年生をグループに分け、活動を通して縦の繋がりを大事にしています)
④専門職連携活動
健康福祉科の生徒との交流を深め、共に学習する機会を作り、学生時代から他職種の視点で考えたり、専門職同士の連携の重要性を感じながら学習に取り組んでいます。
産学連携①
産学連携②
デブリーフィング&データ管理システム
多職種連携 ハイブリッドシミュレータ
(シナリオ)
実習病院看護師との授業連携
戴帽式1
戴帽式2
主な行事(今後の状況によっては変更もあります)
4月 | オリエンテーション、交流会(専攻科)、5学年合同研修 |
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7月 | 研修旅行(専2) |
8月 | 体験入学 |
9月 | 私の主張大会、文化祭、体育祭、ペーパードレスショー |
10月 | 戴帽式、解剖学教室(専2) |
11月 | 修学旅行(高2)、いしかわ産業教育フェア |
12月 | 球技大会、救急法救急員養成講習会(高3) |
2月 | 予餞会、看護師国家試験 |
3月 | 卒業式・修了式 |
臨地実習 ヘリコプターでの患者搬送の見学
校内実習1
校内実習2
校内実習3
校内実習4(母性看護学)
その他取り組み
ボランティア活動:奥能登災害ボランティアへの参加、田鶴浜地区災害ボランティア等への参加及び企画・実施
健康チェック:地域のイベント会場において、体脂肪や骨密度・血圧測定、ストレスチェック等を実施しています。(2019年度まで実施)
看護師国家試験合格率
令和5年度100%(13年連続全員合格)
全国の衛生看護科の中でもトップクラスの合格率を誇っています。