金城大学看護学部 先生へのインタビュー

金城大学看護学部の先生にインタビューしてきました!
大学のいいところや生徒の雰囲気などを紹介してくださいました。

【取材協力】 東(あずま)先生…講師。現在、「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」「基礎看護学実習Ⅰ」「基礎看護学方法論演習Ⅰ」などの授業を担当。 ※2016年1月取材

金城大学看護学部のいいところ

看護学部はまだできて1年目で、まず学部を立ち上げるにあたっては、文科省の審査を受けなければいけないんです。その審査を通るためには教育をする能力を持っていると認められなければ立ち上げることができないんですが、金城大学看護学部はその能力を十分に満たしている教員が集まっています。そして経験豊かで技術を持った教員が、それぞれの知恵を集めて学部を立ち上げていますので、学生に対して最高の教育ができればと考えています。

また、施設は看護学部の設立に合わせて新築しており、綺麗で設備が整っております。ここはぜひオープンキャンパスに来ていただいて、実感していただきたいところです。
白山市や白山石川医療企業団とも連携関係にあり、教育環境の充実には多くのサポートをいただいております。たとえば、松任キャンパスの隣にある公立松任石川中央病院で実習を行うことができるため、実習施設が近く連携を取りながら教えることができますし、授業では病院の医師、看護師から教えてもらうこともあります。このように、臨床で働く方々の生の声を授業で聞くことができることは、とても恵まれていることです。その後の看護にきっと生きてくると思います。

そして看護学部の位置づけですが、金城大学が医療健康学部、社会福祉学部といった、看護師がこれから働くにあたって連携をとっていく職種を目指す学生と一緒に学ぶことができるので、チームの一員として将来に向けての準備姿勢を整えることができる点が優れていると思います。特に、こういう風に医療系の学部が揃っているというのは、石川県の私立大学ではここだけになりますので、そういった面でも強みだと思っています。チーム医療論やチーム医療演習の授業は学長自らが担当しています。学長のお考えとしても、医療・福祉・介護の職種が集まっているというところを大学のアピールポイントにしたいと考えていらっしゃるところですので、力を入れているところです。

交通の便としては、JR松任駅から看護学部のキャンパスまでシャトルバスも出ていますし、松任キャンパスと笠間キャンパス間もシャトルバスを利用して移動することができますので、学びやすい環境かなと思っています。金沢駅からも近いですし、石川県内から通うのでしたら、比較的交通の便はいいところのかなと思います。福井県など他県からも電車で通っている学生もいます。

学生の雰囲気について

まず元気がよくて明るいという印象があります。教員にも気軽に声をかけてくるような感じですね。あと、人とかかわることが苦手な学生もいるとは思うのですが、そういった学生が孤立してしまうのではなく、演習などでもみんな仲良く進めることができているので、そういったところがとてもいいなと思っています。

本校では、演習で学んだことを復習をするために、朝の9時から夜の7時半くらいまで教室を開放しているのですが、学生はとても積極的にそこに参加してくれています。ちょうど昨日も、学生の半分以上が教室にきていましたね。その後、練習に使った備品の洗濯が大変だったんですけどね(笑)。そういったところで、学生が学ぶ雰囲気を自分たちで作ってくれているのはとても嬉しいですね。学生が自主的に勉強していて、時々教室に様子を見に行くのですが、学生からの質問等があって大体逃げられなくっちゃうんですけどね(笑)。
私たちが場を提供しているからといっても、学生が自分たちで復習をしにこなければ、ただの空き教室になってしまうのですが、それをちゃんと活用する雰囲気を1年目で作れているというのは本当に嬉しいところですね。これが看護学部の学風として繋がっていってもらえると嬉しいなと思います。こういったものは教員が作れるものではなく、学生自身で作るものなので、お互い誘い合って練習しているのは嬉しいところだなと感じます。これから国家試験に向けて、一緒に勉強するという雰囲気をこのまま繋げていってもらえたら学生の力になるのではと思います。


東先生は、学生さんが研究室に来た時のために、紅茶やチョコなどを用意しているそうです。先生の学生さんへの優しさや気配りを感じた一コマでした。

授業を通して伝えていること・伝えたいこと

看護師になるにあたって、まず「患者さんのことをよくみることができる看護師」になってほしいと思っています。患者さんをよくみて、患者さんが何を考えているのか、そして自分が看護師としてどういう風にかかわったらいいのかを考えられるような学生になってほしいと思っています。

そして私は看護師を育てる教員として大切だと考えていることは、「ケアをする人はケアを持って育てるべし」ということです。これは尊敬する先生方の言葉なのですが(笑)。学生が持てる能力を発揮できるよう、学生と向かい合い、根気強く話を聞くことで、お互いの考えを理解し合うことができると考えています。また、人からケアされた、尊重されたという経験はかけがえのないものです。その経験から今後は学生が患者さんと接する時に、同じように患者さんと向かい合うことができ、患者さんを尊重した関わりができるようになると考えています。そのようなことを伝えていきたいですね。

自分が患者となる患者体験も、患者さんを理解する方法の一つではあるのですが、逆に患者体験をしたことがないからといって、患者さんの気持ちがわからないというのではだめだと思います。相手がどういう風に感じているのかというのを言葉・表情・態度から感じ取って、理解していくという事が大事だと思います。そのためには、4年間で多くのことにチャレンジし、人としての幅を広げてほしいと考えています。大学というところは、手を伸ばせばすぐ届くところに多くのチャンスが転がっている、そんな場所です。これも4年制大学の強みですね。海外研修、ボランティア、サークル活動、アルバイト、なんでも構いませんので、多くの経験をし、その経験から人を理解するための素養を身に付けてほしいと考えています。

また、大学の授業としては、ペーパーペイシェントといって、事例を用いて患者さんが今どういう状態で、どういうケアが必要なのかを考えるトレーニングをします。事例で学んだことを実習に持って行って、実際の患者さんを看た時にそれを考えることができて、患者さんに合ったケアが提供できるようにし、そして将来自分が看護師になった時に実践することができるように進めているところです。

学生が実習で患者さんとの出会いを一つ一つ大切にして、そこから自分がやっぱり看護師になりたいという気持ちを強くしたり、自分が学んだことをこれからの看護にいかしていきたいと繋げていけるようにしてほしいなと思います。教員も学生の実習での学びを確認し、教員一丸となってサポートしていくつもりです。

その他の声

国家試験に向けての対策は1年目から始めています。国家試験対策委員会のメンバーを学生の中から決めまして、委員が中心になって教員と相談しながら模擬試験のスケジュールをどういう風に進めていくかや、どういう準備を進めていいか等を現段階で話始めています。私の過去の経験からも、一人で国家試験に向けての勉強をするというのは、とてもエネルギーがいることだと思います。そこをお互い誘い合って勉強をするという雰囲気・環境を作り、みんなで頑張っていくことが学生の力になると思います。みんなで仲良く笑って卒業しようと考えていますし、学生の今の雰囲気を国家試験の勉強の時期にもいかしてほしいなと考えています。

実習は1年生の前期からあります。看護学生の早い段階で患者さんと触れ合う実習に参加することで、看護師として頑張ろうという思いを新たにする学生もいましたし、これから看護師になるにあたって自分になにが必要かを考えたりする学生もいました。学生によってはとてもいい出会いがあって、患者さんとの関わりの中で、大きな学びがあったようです。早い段階ですとスポンジみたいなものでスッと吸収し、患者さんをピュアな目で見ることができるので、アーリーエクスポージャーとして実習に参加することができることは、とてもいいことだったんではないかなと考えています。実習が終わった時は、みんな本当にいい顔をしていましたね。

松任キャンパス・笠間キャンパスともに、教員の研究室がいくつかの小さい演習室を囲むようなつくりになっています。このつくりによって、お互いに今何をしているのかを知る事ができるんですね。学生が演習室を借りて勉強していることがあるのですが、学生が勉強を頑張っているなということを教員側から見られますし、学生も研究室に教員がいるということが分かるので質問にくることができます。そういった風に、教員と学生の距離を近く保つ工夫がこの建物にはされています。実際に私も金城大学で働いている中で、教員と学生お互いにプラスになるのでとてもいいことだなと考えています。

金城大学はアクティブラーニングという形式の授業を積極的に取り入れています。学生がただ受けるだけの授業ではなくて自主的に参加する、自分たちで課題を見つけて授業に参加するという授業を大学全体でとり入れています。例えば、ディスカッションやグループワークなどで、学生が自分の考えを表現することができるように進めています。

看護学部では助教以上の教員が担任をすることになっています。1人あたり6人の学生を担当しています。入学して4月に一度面談をしまして、不安に思っていることはないかやどういうことを学びたいかということを聞いています。大体月に一度面談をするようにしています。2年生まで同じ担任で続きまして、3年生からはゼミが始まりますので、ゼミの担当教員が役割を担うようになります。学生が授業で心配なことがあれば、就学支援の担当教員に連絡が行くようになっており、話をすることがあります。教員は親のような存在かもしれませんね。「ちゃんとご飯食べてる?」とか「ちゃんと寝てる?」とか、そういう風に気になりますね。

 

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