患者さんはもちろん、周囲にいる家族に対しても観察をもって配慮やケアをすることが必要です。
介護者がたどる心理状態が、以下の4つです。家族と接するときには、彼らが今どの状態にあるのかを見極めることが大切です。
(1)戸惑い・ショック・否定
(2)混乱・悲哀・怒り・防衛
(3)自認・割り切り
(4)適応・受容
・コミュニケーションへの意欲を低下させることなく、保持されているコミニュケーション能力を発揮し、可能な限り社会活動を継続できる
・BPSDを呈することなく、穏やかに生活できるBPSDが出現した(している)場合でも、短時間で軽快する
・自分なりの方法で、ADLを遂行できる(活動・休息・食事・排泄・身じたく)
・身体不調や新たな合併症の発生、持病の憎悪がなく、身体的に最良の健康状態を保持できる
(1)時間軸をもつこと(生活歴、経時的変化への注目)
(2)言葉と行為・行動の意味を深く掘り下げる
(3)チーム内で繰り返し話し合い、アセスメントを深め、ケアにつなげる