看護師のキャリアチェンジ

結婚、子育て、介護などの状況やご自身の年齢、自分がどんな働き方をしたいか、またどんな看護職になっていきたいかによって、看護師の皆さんはキャリアチェンジを考える時期があるかと思います。
本ページでは、石川県の再就業支援事業を通して、キャリアチェンジをされた看護師の事例をご紹介します。

看護師がキャリアチェンジを考える理由

看護職の方にとって、キャリアチェンジや働き方を考える理由は人それぞれです。
その理由は、年齢やライフステージによっても変わります。

キャリアチェンジを考える理由(例)

Aさん・学校を卒業してから看護師としての経験を積み、看護職としてのやりたいことが見つかった
(例:希望の診療科がある、在宅医療に関わりたい、高齢者の看護をしたい等)
・子育て・家庭とのバランスを考え、日勤で働きたい
・配偶者の転勤についていかなければいけなくなった
・看護師歴も短くブランクがあるが、病院に復職して看護技術を身に付けたい
・親の介護が必要になった
・年齢を重ね、体力的にフルタイムで働くのが大変になった

就業前の体験研修でキャリアチェンジをサポート!

石川県では、「看護師等再就業支援事業」として、保健師、助産師、看護師、准看護師資格を持つ皆様の、再就業前の体験研修を実施しています。
コーディネーターがあなたのライフスタイルに合った働き方を一緒に考えながら、体験研修を通して再就業までをバックアップしています。

再就業支援事業(体験研修)を利用した看護師の実例

実際に再就業支援事業(体験研修)を利用された方の、キャリアチェンジの実例をご紹介いたします!

【Aさん(40代女性)】ブランク16年、外来の短時間パートで復職

不安に思っていること

Aさん・看護師歴:約5年/免許:看護師
・ブランクが長すぎて、どの施設形態に向いているのか検討もつかない。
・採血や点滴など最新の医療技術を学び直したいが、教育してもらえるか不安。
・子どもの習い事の送り迎えがあるので、土日祝にお休みをいただきたい。

体験研修の実施(病院(外来)/3日間)

採血、血培、点滴、尿培、検査の説明、術前検査の説明、健診センター(血圧・身長・体重測定・問診の様子)、身長測定の介助、救急搬送された患者さんの処置

研修を終えて

ブランクがあることをどの科の外来の看護師さんに伝えても「大丈夫、大丈夫!」と励ましてくださり、大変嬉しかったです。
あと一歩を踏み出せずにいたところ、この制度を知り相談してみると、あっという間に見学・面談・研修まで行うことができ、一歩どころか二歩三歩も進めました。

研修施設のコメント

患者様の対応が丁寧で、よい印象を持ちました。処置を積極的に見学し、学びたい意欲を感じました。
子育てで看護業務から離れていたとのことなので、大人数の看護師が配置されていて、周囲からのサポートも充分に受けられる科に配置することを考慮したいと思います。

【Bさん(30代女性)】新たに訪問看護の分野にチャレンジ

不安に思っていること

Bさん・看護師歴:11年/免許:看護師
・訪問看護に興味があるが、全く経験がなく勤務形態もわからない。
・ブランクが数年あり、体力的にも不安があるので短時間から始めたい。
・実家が遠方にあるため、帰省で一週間ほどお休みをいただくことはできるのだろうか。

体験研修・見学の実施(訪問看護ステーション/2日間)

訪問時のマナーについて、利用者様とのコミュニケーション、腹部マッサージ、摘便、軟膏塗布、更衣、体位変換、オムツ交換、陰部洗浄、尿道留置カテーテル交換、看護記録

研修を終えて

訪問看護の役割や利用者様との関わりを詳しく丁寧に教えていただきました。
多職種との連携・情報共有の重要さも実感できました。移動中も業務内容や不安・疑問に思っていることを質問でき、有意義でした。
経験のない現場への就職は不安が多かったので、体験研修ができて良かったです。

研修施設のコメント

訪問看護の経験がなく数年ブランクがあっても、新しいことにチャレンジしたい、看護師として貢献したいという気持ちが伝わり、こちらも刺激を受けましたし素晴らしいと思いました。
慣れるまで不安はあると思いますが、最初は同行見学を繰り返し、自信を持って働けるようサポートしたいと思います。

【Cさん(60代女性)】60歳を超えても看護師として働いていきたい

今後の自分のキャリアを考える

Cさん・看護師歴:40年以上/免許:看護師
・定年を機に、今後は高齢者施設で働いてみたいと思っているが、施設形態の違いがよくわからない。特に業務内容を知りたい。
・身体が元気なうちは看護師を続けたい。

体験研修の実施(ケアハウス/3日間)

オリエンテーション(施設説明)、看護記録、感染防止策、利用者様とのコミュニケーション、バイタルサイン測定、症状の観察、清潔援助、入浴着脱介助、活動(体操・ゲームなど)、食事介助、排泄介助、移動・移乗介助、服薬介助、処置(軟膏塗布・点眼)、急変時の対応、血糖測定、申し送り

研修を終えて

病院とは違うので戸惑いがありました。
仕事内容としては、医療行為が少なく少し物足りなさを感じましたが、逆に生活上の支援をすることがこんなにも大変なのだと気付かされました。
短い期間でしたが、再就業のきっかけとなりました。

研修施設のコメント

物事の理解力と実践力が大変優れており、一生懸命に取り組む姿勢が印象的でした。
3日間でしたが、既に利用者様の特徴やお名前まで把握しておられてびっくりしました。
日勤の時間で勤務していただくことになり、大変嬉しく思います。

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