看護学生の皆さんは「ナースの新人時代はどんな感じ?」「病院での教育制度はしっかりしてる?」という、就職してからのことも気になりますよね。 このページでは先輩ナースの新人時代についてお伝えいたします。就職活動をする上での病院選びの参考にもしてみてくださいね。
【取材協力】
・Aさん(看護師歴5年目・現在子育て中)…学生時代にアルバイトもしていた病院で勤務中。
・Bさん(看護師歴5年目・現在子育て中)…卒業した学校の関連病院に勤務中。
・Cさん(看護師歴4年目)…県内の公立病院に勤務中。
勤務しているのは急性期(ICU)なので、とても展開が早いです。わからないことはその日のうちに解決できるように、調べたり聞いたりしていました。 また、5年以内に出版された本を読みなさいと言われていたので、色々な認定看護師の先輩にどの本がいいのかを聞いたりしました。
その他では、自主的に休みの日に県外の研修(テーマに特化したセミナー)に行って、知識をつけていました。
教わらないとできないことというのがあるので、そういう時は「できません」とはっきり言うようにしていました。曖昧にしていると、教えてくれる人の反応も悪くなってしまうようです。
その他だと「挨拶をする」「締切を守る(課題の)」など、最低限の誰でもできることはちゃんとするようにしていました。
夜勤で患者さんの人数を昼間よりも沢山見なければいけないことが大変だと感じました。いつも見ている患者さん以外の方も見る必要があるので、不安が大きかったです。(昼だと1人が4~5人で患者さんを見るが、夜は1人で12~13人を見る等。)
教育がしっかりしているのがいいと思います。雰囲気や人間関係もいいですね。
入ってから知りましたが、こんなに研修してくれるのかと思うくらい手厚いと思います。内定が決まってから入職するまでにも研修がありました。また、研修の時には同期みんなが集まるので心強く感じました。研修の内容は、座学も注射などの実習や、急変対応、ドクターへの報告の仕方など、実務に関わる研修がありました。また、周りに参考になる先輩がいらっしゃいますし、相談にのってくださったりと人間関係も悪くないと思います。
今働いている病院では、研修の年間スケジュールがあり、1年目から段階を踏んでいて教育がしっかりしていると感じました。また、新人だけではなく中堅ナースの研修もありました。
新人1人につき、1人フォロー(5年目以上の先輩ナース)がつきました。そのフォローの先輩と勤務が合わない時には、別の先輩ナースがついてくれて、全体で新人ナースをみるという感じでした。
また、2年目の時には「1年目に教えて一緒に成長していってね」と先輩に言われていました。だから、新人ナースになにか質問された時にも「わからない」と言えないわけではありませんでした。
新人に対して、先輩ナースが圧倒的に多かったのでいろんな方が面倒みてくださいました。学校の座学で勉強したことは、実際に働き始めてからだと忘れてることが多く、技術面について教えてもらったり、疾患に関連付けた看護の展開など細かいところを教えていただきました。
病院選びの時には意識していませんでしたが、実際に出産・育児をしていて、看護師はいい方だなと感じました。看護師じゃない人の話を聞くと、看護師は恵まれていると思います。
育児手当などの福利厚生に関しては、先を考えて大切だと思います。