第2話　様づけ

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信頼関係の証！？

近年、さまざまな医療サービスが登場し「病院もサービス業」という考え方の医療施設もあります。そういった職場では、患者さん＝お客さんという位置づけで、「○○様」と呼ぶことがルールになっている場合も。

「○○様～」と呼ぶ風景が、ちょっと品のあるセレブ病院みたい？と思ったのもつかの間、名前の後は「あら！こんなとこにおったん？探したぞいね～」と、思いっきり方言丸出しのタメ口。患者さんもそれにタメ口で答えます。それだけ、強固な信頼関係ができているということでしょうか。

ふだんよく顔を合わせたり長期入院の患者さんには、当然親しみが増し、ともすれば家族や友人のように接しがちです。しかし、それでは患者さんにとって心安らぐどころか、馴れ馴れしく失礼に感じることもあります。マニュアル通りバカ丁寧にということではなく、「親しき仲にも礼儀あり」の言葉通り、常に敬意を持って丁寧に接することを心がけましょう。