田鶴浜高校 授業風景

田鶴浜高校で行っている授業の様子をご紹介します。(取材:2018年9月)

高校1~3年生の縦割り班活動

田鶴浜高校1~3年生の縦割り班活動です。高校1~3年生を縦割りにしたグループを編成し、異なる学年が一緒に授業を行います。

今回の授業の内容は「産業教育フェアに向けた技術、接遇、全体の動きの確認」でした。産業教育フェアは産業展示館で行われ、看護や農業、工業などの産業教育に関わる学科がある高校が参加し、学びの成果発表や各種体験コーナー等を通し、来場者に産業教育の理解を深めてもらっています。
3年生は班ごとに分かれて、担当している「健康チェック」「学びの成果発表」「子ども向け体験コーナー」の準備をし、2年生は来場者役をします。

「健康チェック」の担当は下記に分かれています。チェックを受ける方に事前の説明をし、受けた後には実際に出た数値について解説をします。教室はわいわいとにぎわっていました。

【健康チェック】
受付、身長、体重・体脂肪、腹囲、握力、肺活量、骨密度、血圧、閉眼片足、血管年齢、ストレスチェック


こちらの班は「学びの成果発表」の担当です。産業教育フェアで使用する、認知症予防の発表用資料をパソコン室で作成中でした。

下の班は「子ども向け体験コーナー」の担当です。子どもたちは、「がいらい」「リハビリ」等の看護体験をしたら、台紙にシールを貰えます。また、手術着や白衣の着用体験もできます。

こちらは高齢者の疑似体験です。
特殊な眼鏡やサポーター、耳栓等を身に付け、杖を持ち、高齢者がどうやって生活しているかを、フェアでは子供たちに疑似体験してもらいます。
階段を昇り降りする時には、他の生徒が付き添います。

校内での実習風景

大きな実習室が2つあります。ベッドがずらりと並んでいて、1つには階段教室が付いています。2つの実習室を同時に使い、1人1人がたくさん練習できるようになっています。

▼看護処置室兼医療機器室

モデル人形を使い、実習を行っています。右下は、心電図の電極を付ける技術練習の様子です。

模型に触れ口腔内や臓器の位置関係など視覚的・立体的に理解していきます。

実習の際は、ベッドに人形を載せ、様々な器具をベッドの周りに準備して行います。

▼成人母子看護実習室

こちらでは、新生児の沐浴に使う沐浴槽がありました。ここで赤ちゃんのケアを学びます。沐浴している様子を上からみることができます。

ベビー人形を使い、計測したりお風呂に入れる実習を行っています。

▼基礎看護実習室

こちらの実習室では手術室の手洗いをする洗面台が4台あり、手をかざす等すると、センサーが感知し、水やペーパータオル、ブラシが出る設備が整っていました。

▼入浴実習室

こちらの実習室には特殊な浴槽があり、患者さんが乗っている台をスライドさせて浴槽に入れ、入浴介助を学びます。実習の時にはお湯を入れ、希望する生徒は体操服のまま入浴するそうです。
浴槽を使用した実習の他に、シャワー浴の練習もするそうです。

▼介護実習室Ⅱ

在宅看護を学ぶ実習室で、訪問看護に行く事前練習をします。生徒は看護師役や家族役に分かれ、寝ている療養者とどんな風に話すかを学んだり、療養者が寝ながら頭を洗ったり、身体を拭いたりということを練習します。
こちらの実習室は衛生看護科と健康福祉科の2学科で使用します。

▼その他

こちらは、保育園へ実習に行く時に付ける名札です。生徒が自分たちで作成したそうですが、かわいらしいマスコットが付いているので、保育園の子供達にも楽しんでもらえそうですね♪

校内には充実した設備があり、まるで病院にいるかのような校内でした。

 

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